日本電業の部屋

Liner 2
機器概要:144M帯SSBモービルトランシーバ
発売年:1972年定価:64,800円
周波数範囲:
モード:SSB/CW
水晶シンセサイザーのSSBモノバンダー“Linerシリーズ”の元祖のようなものだと思います。たぶんここから6mやHF
帯に派生していったのではないでしょうか。パネルレイアウトはみんな同じですが,それぞれ色が異なっています。
ダイヤルツマミが削り出しのようで,シャープエッジが手にひっかかるのが昔から気になっていました。
(注:1976年6月の広告では定価が77,800円になっています)
Liner 15B
機器概要:21M帯SSBモービルトランシーバ
発売年:1976年?定価:68,500円
周波数範囲:21.21MHz〜21.43MHz
モード:SSB/CW
Linerシリーズの21M機で,水晶シンセ+VXO方式。これ以前に“Liner15”があったはずですが差異は不詳。内部
の基板はモロにCB機の流用のようで,ファイナル部も10W機とは思えないほど貧弱。マイクコネクタはフロントパネル
にはなく,右サイドに標準ジャックが付いています。
Liner2-DX
機器概要:144M帯SSBモービルトランシーバ
発売年:1973年?定価:69,000円
周波数範囲:144.05MHz〜144.32MHz
モード:SSB/CW
Liner2の後継機で外観が一新。今までの水晶シンセサイザからPLLシンセサイザになり,5kHzステップになりまし
た(基本は10KHzステップで,ヘテロダイン水晶を5KHzシフトさせている)。パネルもランプ盛りだくさんのハデハデ。
Linerシリーズは21Mから430Mまでそろっていましたが,“Liner”の型番のままモデルチェンジしたのは2mだけと
思われます。第一IFが28MHz帯のため,2mトラバタに改造しようとしたこともありましたが。。。。
Liner 430
機器概要:430M帯SSBモービルトランシーバ
発売年:1975年定価:98,000円
周波数範囲:432.01MHz〜430.47MHz(+2MHz可)
モード:SSB/CW
Linerシリーズの430M機。全体的な外観はシリーズ他バンドと同じですが,ツマミやSWの機能などが微妙に異なっ
ており,このLiner430はVXOがバーニアになっているため微調整が可能です。
LS-707
機器概要:430M帯オールモードトランシーバ
発売年:1978年定価:
周波数範囲:430MHz〜440MHz
モード:SSB/CW/AM/FM
430M帯オールモード固定機。Liner70Aの後継機,というよりも型番を変えただけの新機種かな。なんとAMモード
付き。内部はモジュール化されていて造りも非常によく,今でも十分実用になります。
LA-106
機器概要:2mリニアアンプ
発売年:1974年?定価:85,000円
周波数範囲:144M帯
モード:SSB/CW/FM
Liner2/2DX用のリニアアンプで,829Bを1本使用しています。出力は一応法定の50Wで,そのわ
りにはトランスは大型で本体重量もかなりあります。どっしりと,なかなか趣のある逸品。
LV-156
機器概要:Linerシリーズ用VFO
発売年:1976年?定価:29,800円
周波数範囲:Liner各シリーズに対応
モード:
Linerシリーズは水晶式のVXO方式のため,外付けVFOが発売されていました。接続する親機に
よって必要な周波数が異なるため,パネルに“BANDスイッチ”があるというヘンな製品です。
ダイヤルが粘っこく,減速比が大きいためQSYはえらくたいへんです。


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